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Channel: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
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『はざまの哲学』はスゴ本

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年1月6日 「哲学は何の役に立つのですか?」  哲学をやっていて良いのは、メタ的に疑う目を養えることだ。  たとえば、「哲学は何の役に立つのですか?」という質問が、どんな前提で発せられており、その前提が孕む別の問題に気づけるようになる。...

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『眼の誕生』はスゴ本

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年1月22日  「世界の見えかたが一変する」という意味で、目からウロコの一冊。  先入観やバイアスは、明示されるまで気づかない場合が多い。例示されて初めてハッとする。それまで、「見えている」と思っていたものが、実は「見て」すらいなかったり、「見える=存在する」という思い込みの強さに囚われていたことに気づく。 見えていない ≠ 存在しない...

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知的冒険の書『ウンベルト・エーコの世界文明講義』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年2月3日  知の巨人ウンベルト・エーコの、十余年にわたる講義録。  美と醜、虚構と陰謀、絶対と相対など、抽象的なテーマを俎上にのせ、フルカラーの図版を通して、具体的に迫ってゆく。ニュースやメディアで馴染んだネタから、ネットを駆使して追いかける必要のある美術作品まで、知的に振り回されるのが楽しい。...

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『会計が動かす世界の歴史』はスゴ本

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年2月10日  シャーロック・ホームズの金銭感覚や、ダーウィンの資産活用から、会計と革命の意外すぎる関係、複式簿記から解き明かす知性の進化など、歴史を縦横に行き交い、ミクロからマクロ経済まで自在にピントを合わせながら、人類の歴史を損得の視点から紐解く。...

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要求は減らない、予算も納期も変わらない――追い詰められたPMを、誰が守るのか(財務分析ソフト事件)

一般に、ユーザ側で案件窓口となる人は、圧力高めで押し出しが強い人が多い。地声が大きく、言いたいことをハッキリ言う。 ただ、圧力高めな人がたまたま窓口になるのではない。おそらく順序は逆だ。全社的なプロジェクトで、社内の意見をまとめ、予算を確保し、ベンダと交渉するには、それくらい押しの強い人が必要とされるのだろう。...

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この「冒険」の本・映像・ゲームがスゴい!

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年2月19日...

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『ウイルスの意味論』はスゴ本

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年2月24日  見えてるはずなのに見ていないことに気づくと、より世界が見えるようになる。目にウロコなどなく、先入観に邪魔されていただけなのだ。そして、先入観に気づくだけで、世界が一変する。なぜなら、そこに「ある」という確信をもって、見ようとするからだ。 「惑星系=太陽系」という先入観...

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苦しまないと死ねない国で、上手に楽に死ぬために『医者には絶対書けない幸せな死に方』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月3日  生活や仕事の質を上げるテクニックが「ライフハック」なら、本書は、安らかに死ねるためのテクニックを集めた「デスハック」である。QOL(Quality Of Life)ならぬQOD(Quality Of Death)を向上させるノウハウ集やな。 「平均寿命」-「健康寿命」≒ 10年...

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移行をナメると高くつく―――建設現場リース物件管理システム事件

「データ移行作業」を軽視するのは、営業担当者に多い。 旧システムにあるデータを抜いてきて、新システムに入れるだけだから、いわばコピー&ペーストみたいなものだろうと考える。データ形式に違いがあっても、一括変換の移行プログラムを通すだけの手間に過ぎないと見なす。...

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山が好きだからといって善人とは限らない『闇冥』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月10日  三大「〇〇好きに悪人はいない」のカウンターができた。  犬好きに悪人はいない → 『愛犬家殺人事件』 子好きに悪人はいない → 『IT』 山好きに悪人はいない → 『闇冥』...

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後知恵を先知恵にする「ジェイコム株誤発注事件」

「言ったよね、ちゃんと確認しないとダメって」 トラブルが起きると、ドヤ顔で口撃してくる人がいる。原因が判明した後になって、「なぜ、その原因を前もって潰しておかなかったのか」と詰めてくる。 全てが分かった「後」なら、リスクを減らす方法も、トラブルを回避する方法も思いつく。だが、トラブルが起きる「前」に、その原因を知るのは難しい。...

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『戦争の世界史 大図鑑』はスゴ本

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月13日  古来、歴史とは戦史を指す。人類の歴史が始まって以来、人は常に戦ってきた。  古代から現代まで、戦争の歴史を俯瞰する本書を眺めていると、どの時代であれ、必ずどこかで戦争が行われていることが分かる。戦争がない世界の方が例外であり、戦争が人間の常態なのだ。...

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1巻完結ラノベの傑作『MONUMENT あるいは自分自身の怪物』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月17日  妻が珍しく薦めてきたのがこれ。  妻は、わたしの3倍くらい読むのだが、小説は、不思議なほどに被らない。お互い好き勝手に読み散らかし、海外、国内、ジャンルも選り好みしないものの、同じ一冊にたどり着いていた、ということはあまりない。それだけ小説という世界が豊穣なのか、夫婦ともども先鋭的に選書してるのかは、ご想像にお任せする。...

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川上未映子・村上春樹の対談『みみずくは黄昏に飛びたつ』がタメになるのでまとめる

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月23日  物語を紡ぐ人、解く人にお薦め。  小説論としても小説家論としても面白いし、村上春樹の深いところを掘り出しているのもいい。村上春樹が語ってきたことは様々な本になっているが、同じく日本語で小説を書く川上未映子が、「作家∧読者」という立場からインタビューするのは珍しい。谷古宇さん、素晴らしい本を薦めていただき、ありがとうございます。...

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ピンチョン『ヴァインランド』を7人で読んだら、7つの小説になった

7人で2時間、『ヴァインランド』を語り合ったのだが、同じ本を読んだはずなのに、全員が違う本を持って来たような感覚が面白い。 というのも、普通なら、作品が提供するストーリーラインに乗っかった上で、好き嫌いを語れるのだが、そういう明確な「あらすじ」そのものがのたくっているから。...

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今の中を生きるために歌がある『えーえんとくちから』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月27日 歌がうれしいのは、過去でもなく、未来でもなく、いまの、この瞬間に自分を合わせてくれるから。 昔を後悔するとき、自分の何%かはその昔にいる。...

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読書会で毒を吐く『春にして君を離れ』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月31日 読書は毒書だ。 (小説を)読むとは、大なり小なり毒を浴びること。読んでも残らないなら、読むというより「見た」にすぎぬ。同じ一冊が、深く刺さる人もいれば、かすりもしない人もいる。そういう、読み手の人生経験や過去にダイレクトに反射する作品は、値千金だ。 すぐれた物語は一生を二生にする...

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『ニックス』はスゴ本

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年4月2日  狂おしいほど好き。  めちゃくちゃ笑い、泣き、怒り、嘆き、途方にくれ、ハラハラ・オロオロ・ドキドキしながら夢中になって読んだ、ユーモアと切なさに満ちた最高の一冊。 面白さを物理的に証明する...

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レオナルド・ダ・ヴィンチの就活術『ルネサンスの世渡り術』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年4月7日  いまでこそ巨匠と呼ばれる芸術家も、駆け出しのころは苦労していた。  技術的に傑出し、神童の誉れ高くとも、それだけで仕事がじゃんじゃん舞い込むことはない。就職先が見つからなかったり、資金繰りに頭を悩ませたり、仕事を干されて汲々とする姿は、現代と変わらない。  不遇な天才たちは、どうやって逆境を跳ね返していったか。...

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「物語」にしない、させないトマス・ピンチョン『ヴァインランド』

16年ぶりに再読したけど、ぶちのめされる感が半端ない。 とめどなくエピソードが転がり出てきて、受け止める間もなくキャラが切り替わり、筋が錯綜し、デウス・エクス・マキナが降りてくる(一度ならず何度も何度も)。...

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