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Channel: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
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『ウイルスの意味論』はスゴ本

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年2月24日  見えてるはずなのに見ていないことに気づくと、より世界が見えるようになる。目にウロコなどなく、先入観に邪魔されていただけなのだ。そして、先入観に気づくだけで、世界が一変する。なぜなら、そこに「ある」という確信をもって、見ようとするからだ。 「惑星系=太陽系」という先入観...

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苦しまないと死ねない国で、上手に楽に死ぬために『医者には絶対書けない幸せな死に方』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月3日  生活や仕事の質を上げるテクニックが「ライフハック」なら、本書は、安らかに死ねるためのテクニックを集めた「デスハック」である。QOL(Quality Of Life)ならぬQOD(Quality Of Death)を向上させるノウハウ集やな。 「平均寿命」-「健康寿命」≒ 10年...

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移行をナメると高くつく―――建設現場リース物件管理システム事件

「データ移行作業」を軽視するのは、営業担当者に多い。 旧システムにあるデータを抜いてきて、新システムに入れるだけだから、いわばコピー&ペーストみたいなものだろうと考える。データ形式に違いがあっても、一括変換の移行プログラムを通すだけの手間に過ぎないと見なす。...

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山が好きだからといって善人とは限らない『闇冥』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月10日  三大「〇〇好きに悪人はいない」のカウンターができた。  犬好きに悪人はいない → 『愛犬家殺人事件』 子好きに悪人はいない → 『IT』 山好きに悪人はいない → 『闇冥』...

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後知恵を先知恵にする「ジェイコム株誤発注事件」

「言ったよね、ちゃんと確認しないとダメって」 トラブルが起きると、ドヤ顔で口撃してくる人がいる。原因が判明した後になって、「なぜ、その原因を前もって潰しておかなかったのか」と詰めてくる。 全てが分かった「後」なら、リスクを減らす方法も、トラブルを回避する方法も思いつく。だが、トラブルが起きる「前」に、その原因を知るのは難しい。...

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『戦争の世界史 大図鑑』はスゴ本

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月13日  古来、歴史とは戦史を指す。人類の歴史が始まって以来、人は常に戦ってきた。  古代から現代まで、戦争の歴史を俯瞰する本書を眺めていると、どの時代であれ、必ずどこかで戦争が行われていることが分かる。戦争がない世界の方が例外であり、戦争が人間の常態なのだ。...

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1巻完結ラノベの傑作『MONUMENT あるいは自分自身の怪物』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月17日  妻が珍しく薦めてきたのがこれ。  妻は、わたしの3倍くらい読むのだが、小説は、不思議なほどに被らない。お互い好き勝手に読み散らかし、海外、国内、ジャンルも選り好みしないものの、同じ一冊にたどり着いていた、ということはあまりない。それだけ小説という世界が豊穣なのか、夫婦ともども先鋭的に選書してるのかは、ご想像にお任せする。...

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川上未映子・村上春樹の対談『みみずくは黄昏に飛びたつ』がタメになるのでまとめる

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月23日  物語を紡ぐ人、解く人にお薦め。  小説論としても小説家論としても面白いし、村上春樹の深いところを掘り出しているのもいい。村上春樹が語ってきたことは様々な本になっているが、同じく日本語で小説を書く川上未映子が、「作家∧読者」という立場からインタビューするのは珍しい。谷古宇さん、素晴らしい本を薦めていただき、ありがとうございます。...

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ピンチョン『ヴァインランド』を7人で読んだら、7つの小説になった

7人で2時間、『ヴァインランド』を語り合ったのだが、同じ本を読んだはずなのに、全員が違う本を持って来たような感覚が面白い。 というのも、普通なら、作品が提供するストーリーラインに乗っかった上で、好き嫌いを語れるのだが、そういう明確な「あらすじ」そのものがのたくっているから。...

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今の中を生きるために歌がある『えーえんとくちから』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月27日 歌がうれしいのは、過去でもなく、未来でもなく、いまの、この瞬間に自分を合わせてくれるから。 昔を後悔するとき、自分の何%かはその昔にいる。...

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読書会で毒を吐く『春にして君を離れ』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年3月31日 読書は毒書だ。 (小説を)読むとは、大なり小なり毒を浴びること。読んでも残らないなら、読むというより「見た」にすぎぬ。同じ一冊が、深く刺さる人もいれば、かすりもしない人もいる。そういう、読み手の人生経験や過去にダイレクトに反射する作品は、値千金だ。 すぐれた物語は一生を二生にする...

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『ニックス』はスゴ本

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年4月2日  狂おしいほど好き。  めちゃくちゃ笑い、泣き、怒り、嘆き、途方にくれ、ハラハラ・オロオロ・ドキドキしながら夢中になって読んだ、ユーモアと切なさに満ちた最高の一冊。 面白さを物理的に証明する...

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レオナルド・ダ・ヴィンチの就活術『ルネサンスの世渡り術』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年4月7日  いまでこそ巨匠と呼ばれる芸術家も、駆け出しのころは苦労していた。  技術的に傑出し、神童の誉れ高くとも、それだけで仕事がじゃんじゃん舞い込むことはない。就職先が見つからなかったり、資金繰りに頭を悩ませたり、仕事を干されて汲々とする姿は、現代と変わらない。  不遇な天才たちは、どうやって逆境を跳ね返していったか。...

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「物語」にしない、させないトマス・ピンチョン『ヴァインランド』

16年ぶりに再読したけど、ぶちのめされる感が半端ない。 とめどなくエピソードが転がり出てきて、受け止める間もなくキャラが切り替わり、筋が錯綜し、デウス・エクス・マキナが降りてくる(一度ならず何度も何度も)。...

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ピンチョンの『ヴァインランド』は読むドラッグ

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2010年1月22日  もちろん持ってますぞ、「V.」も「重力の虹」も新潮社の「ヴァインランド」も。  そして、どれも最後まで読んでないwww...

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少女とロボットが行くディストピア・ロード『エレクトリック・ステイト』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年4月13日 巨大な建造物と歩行機械がたたずむなか、少女と黄色いロボットが行く。なぜか懐かしい異形に浸食された、アメリカ合衆国の終わり(始まり?)を眺める。...

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『うたえ! エーリンナ』は控え目にいって最高であり、1巻完結の理由を調べたら涙で読めない

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年4月14日 古代ギリシアの女学校を舞台に、女の子の友情と成長を描いた百合マンガ―――という噂で手にしたが、控え目に言って最高だ。 詩人になることを夢みるエーリンナと、親友のバウキス。当代一の女詩人サッポーの女学校に入ることになる。乙女のたしなみや花嫁修業そっちのけで、歌や竪琴に夢中になる。...

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君と僕の壊れた世界『沙耶の唄』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年4月17日 見るものすべてが汚辱にまみれ、腐臭をただよわせ、耳障りな音を立てている。そんな世界で「正常」なフリを強要され、できるだけ早く・なるべく楽に死ぬ方法を考えているとき、美しい少女に出会った――― グロゲーに見せかけた純愛に、何度も胸を潰されたが、ノベライズされたこれで、さらに古傷を抉られることになる。...

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要望追加の地獄からプロジェクトを守る「よい質問」

「仕様書なんて形だけ、一度書いたら二度と見られない」という人がいる。あやふやな仕様書なんかより、動くコードこそが仕様書であると言い切る人が多い。 これは、変更地獄を知らないから、そう言える。仕様書を書くのは、その後の変更を管理するためのベースライン(承認された予算・スケジュール・成果物の基準値)であり、開発側の命綱であることを知らないから、そう言える。...

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知の泥棒の歴史『図書館巡礼』

過去記事の再公開(事情は[こちら]) 初出 2019年4月26日 『図書館巡礼』は、書物と図書館について四方山話を集めた一冊だ。「本」を追い求める営みが真摯で、ひたむきであればあるほど、常軌を逸した書痴っぷりが伝わってきて、非常に楽しい。 知の泥棒の歴史 『図書館巡礼』の著者は気づいていなさそうだが、本書は、知の泥棒の歴史に見える。...

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